「子供の将来のために英語を幼少期から身につけさせてあげたい」
という親の切なる想いとは裏腹に、子供はなかなか英語を勉強するやる気になってくれません。
このサイトでは幼児向けの英語教材のおすすめを様々な角度からご紹介しておりますが、
実際英語教育をする場になると、
子供のやる気の問題を感じていらっしゃる親御さんが多いようです。
そうした親御さんたちは、英語へのモチベーションを保てるように工夫を試みるものの、
それもどうしても上手くいかないと悩んでいる方が多いです。
ちょうど子供が小学生になり始めた頃の親御さんからこのような相談がよく来ます。
子供の「やる気スイッチ」は一体どこにあるのでしょうか?どうすれば、子供は英語の学習に対して高いやる気を保つことが出来るのでしょうか?
この記事の内容
子供の英語のやる気のためには家庭環境と親の心得が大切
子供が自ら進んで英語を勉強するようになるためには、そのためにふさわしい家庭環境の整備と、親としての心構えが必要です。
小学校にあがったくらいから子供は友達も増え興味の対象もどんどん増えて行きます。
そんな中で英語に対して高いやる気をもってもらうためにはそれなりの工夫が必要です。
12歳までに身につけた習慣でその後の人生が大きく決まってくると言われるほどに、幼少期の子供の生活習慣は大切です。
では、子供の生活習慣は一体なにによって形成されていくのでしょうか?
それは①家庭環境と②親の態度、です。
子供が英語に対してやる気を維持していくためには、英語学習にとって理想的な家庭環境と親としての適切な振る舞いが必要です。
英語を学ぶモチベーションをアップさせるための家庭環境とは??
子供のやる気をアップさせる家庭環境は3つの条件があります。
条件① 子供が英語の学習を続けられやすい環境を整えてあげる事
人間は誰でも、楽しいと思えない事は続けられません。逆に、楽しいと思える事はほっておいても続けます。むしろ楽しい事はやめる事が困難です。
この事はもちろん子供が赤ちゃんだとうろ、幼稚園生だとうと、小学生だろうと、どの時期の子供にも当てはまります。
子供目線から見て、英語の勉強が楽しいと思える習慣を作っていってあげる事がポイントです。
そのためには、英語の目標設定を細かく区切っていき、達成感を短いスパンでどんどん感じさせてあげましょう。
「自分はすごいんだ!」といった感情を感じさせてあげることは、自信や自己肯定感の醸成に繋がり、英語に対する興味・関心を高める効果があります。
また、子供が飽きる前にスパッと勉強をやめさせてあげることも大切です。
集中力はもってせいぜい10分くらいです。
集中力が切れたあとも無理に勉強させてしまうと、「させられている」という負の感情を覚えやすいです。
そうなると、「英語」=「つまらない」「楽しくない」といった良く無い思考習慣が身についてしまいます。
条件② 普段から家族で会話をする環境を作ってあげる事
英語は言語であり、言語とは自分の考えを相手に伝える「ツール」です。
英語という名のコミュニケーションツールを、どんどん身につけて使いたいという衝動をもってもらうためには、自分の思いや考えを「話したい!伝えたい!表現したい!」といった気持ちを巻き起こさせるような環境作りが大切です。
そのためには、日頃から家族みんなが積極的に会話に参加して、お互いにコミュニケーションをとる状態にしておく事がポイントです。それをとても楽しいように行って行きましょう。
そうすると、子供は「コミュニケーション」に対する興味関心を持つようになります。
無理に英語でコミュニケーションをとる必要はここでは必要ありません。
大切なのは、子供に人と交流をする楽しさを学んでもらうという事です。
他の人と意見を交換したりするのは楽しい→英語を使ってもっと色々な人とも交流をもってみたい
といった気持ちの流れをうまく醸成させてあげる事が出来ると完璧です。
条件③ 自分は順調に上達していると安心できる環境を作ってあげる事
子供には常日頃から「自分は英語が順調に上達しているぞ!」といった感情を持たせてあげましょう。
ここでは、子供に英語の成長を実感してもらう事がポイントです。
普段からあまり褒めなかったり、英語と関わる頻度を下げてしまっていたりすると、
「もしかしたら自分は英語の才能は無いかもしれない。」
「英語の勉強をあまりしていないから上達は全然できていないだろうな」
「ちゃんと覚えないとお母さんに怒られてしまうよ」
などといったネガティブな感情を持たせないであげましょう。
自分は至って順調で正しい道を進んでいると思えれば、子供は腰を据えてじっくりと英語に向きあう事ができるのです。
子供の英語のやる気を維持させる親の心得とは??
理想の英語学習の環境を作り上げるためには、子供に対して見せる「親の態度」もとても大切です。改めてここで、子供に対する親の影響力の大きさを認識しておきましょう。
それでは親のあるべき姿とはどのようなものなのでしょうか。
子供の間違いをいちいち指摘しない
ついつい間違いを指摘したり、さぼっていたりすると注意してしまいがちですが、それはNGです。
間違いを指摘してしまうと子供は自信を無くします。自信を無くすと「自分はダメなんだ」と思って肝心のやる気を失ってしまいます。
笑顔で聞いてあげて、いっぱい褒めてあげる
子供の行動に対しては、些細な事でもいいのでどんどん褒めてあげましょう。
英語の文字に興味を示すだけで思いっきり褒めてあげましょう。
英語をちょっと喋ってみるだけで思いっきり褒めてあげましょう。
英単語を1つ覚えるだけでこれでもかと言うほどに思いっきり褒めてあげましょう。
子供は親に褒めてもらいたいから頑張れるのです。
褒めてあげると自信がつきます。自己肯定感も育ちます。
そうするとやる気も自然と湧いてくるものなのです。
親も一緒に勉強に参加してあげる
子供は良くも悪くも親を見ながら成長をして行きます。
親の価値観や態度を真似ながら大人になっていくのです。
子供が勉強に対して積極的な態度をもつように育って欲しいのであれば、親自身がまずお手本を見せてあげると効果的です。
英単語の暗記を楽しそうにしている様子を子供に見せてあげる。
英語の音読を楽しそうにしている様子を子供に見せてあげる。
英語の英会話を楽しそうに夫婦でしている様子を子供に見せてあげる。
このように、とにかく楽しそうに英語に触れている様子や態度を子供に見せながら生活をしていると、子供も自然とその仲間に加わりたいという気持ちを持ちます。
そうすると、自然と英語に対してポジティブな印象をもつようになるのです。
子供の英語のやる気スイッチの発動条件とは??
子供の英語に対するモチベーションを維持してあげるためには、それを可能にする家庭環境の整備と子供に見せる親の態度が大事なのです。
子供の英語に対するやる気が低い事に焦って、無理に勉強をさせようとしてはいけません。
やる気というものは、心の内側から湧き上がるような内発的なものでなくては本物のやる気とは言えません。外部の圧力によって強制させられると「やらされている感」だけが残ってむしろ逆効果です。
やる気を無くすだけでなく、英語を嫌いになったり苦手意識を持つようになってしまうかもしれません。
子供に英語に対するやる気を出してもらって、英語に対する自信や、英語に対する「好き」という気持ちを作っていくためには、子供を取り巻く環境の整備が必要なのです。
一見当たり前のように思われがちな事柄ですが、日頃の生活環境を客観的に見る事は難しいですよね。
しかし、そこをしっかりしてあげる事で、子供は自然と英語が好きになりほっておいてもやる気満々で英語をどんどん身につけていくようになりますよ。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか。
子供のやる気の観点からのお話をしてまいりましたが、
このサイトでは、子供の英語教育を頑張るパパママ応援メディアとして、
時期別・悩み別など色々な観点から英語教育ノウハウを多数発信しておりますので、
ご興味のある方は是非色々と見ていってくださいね♪