そろそろ幼稚園に通おうとしているであったり、
すでに幼稚園に通っているなど、
子供も3歳、4歳、5歳くらいになってくると日本語も
普通にしゃべるようになってきますよね。
そんな子供を見ていると、
「そろそろ英語教育なんかも始めたほうがいいのかしら??」
なんて思われている方も多いのではないでしょうか。
実際、周りの子供で既に英語の勉強を開始しているといった話や、
小学校から始まる英語に備えてもう英語を始めたほうがいいといった話も、
耳にしているかもしれません。
そんなこともあって、幼稚園生や保育園児を子育て中のお母さんで、
子供への英語教育に関心を持たれている方も多いのではないでしょうか。
しかし、興味関心をもつものの、
- 3~5歳児の子供への英語教育の方法が分からない。
- 何からどう始めればいいのか分からない。
- 注意点などしてはいけない事をあらかじめ知っておきたい。
といった悩みや疑問をお抱えなのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
幼稚園や保育園に通う、主に3歳から5歳くらいのお子さんを対象にする英語教育の始め方に関して、
その基本的な考え方から、英語教育に使えるアイテムの紹介、
また注意点や英語スクール・子供向けの英語の試験の話、
そして最後にちょっとしたコツなんかも紹介していきます♪
この記事の内容
はじめに。小さいころからの英語教育に弊害はないの?
英語教育に興味はもっているものの、中には
「でも、小さいころからの英語教育は日本語の発達に支障があるって聞くけど・・・?」
という方もいらっしゃるかと思います。
しかしこれに関しましては、日本の家庭環境での英語教育で日本語の発達に支障がでるようなことはないと断言できます。
そもそもヨーロッパなど隣国と地続きの国などでは、日ごろから異国の言葉にも触れることから、
2か国語、3か国語と話せる人が多いのは珍しくありません。
そして、そういった環境で育つ子供が、母国語の発達が遅れるという事は聞いたことがありません。
日本語の発達が遅れる、というケースが当てはまるのは、
小学校卒業の時期くらいまでずっと海外で過ごして、中学校くらいから日本での生活が始まった子などの帰国子女か、
幼稚園くらいから大きくなるまでずっと100%英語のインターナショナルスクールなどに通わせている場合がほとんどです。
このブログの読者の方のように、
基本は日本語の生活環境の中で、うまく英語を取り入れて小さいころから英語を使えるようにしてあげるという事を考えている方にとっては、
英語の教育が日本語の発達の遅れにつながるという事にはならないのでご心配はいりません。
一般に言われている早期英語教育のデメリットに関して正しい理解ができるように、
こちらの記事でも説明をしておりますのでご興味のある方はご覧ください。
3~5歳児への英語教育のおおまかな方針とは?
それでは次に、幼稚園児・保育園児といった、まだ3歳、4歳、5歳といった小さい子供に、
どのように英語を教えていったら良いのでしょうか?
ここでは、以下4ポイントに分けてその方法を紹介します。
- 4技能というより、「インプット」と「アウトプット」
- インプットとアウトプットは、「かたまり」で行う
- 毎日少しの時間でいいから継続して習慣化する
- 無味乾燥にならないよう五感を使った英語への取り組み
- 「好きな事」x「英語」を常に心がける
それでは1つずつ見ていきましょう♪
4技能というより、「インプット」と「アウトプット」
まず一つ目に、
まだ小さい子供への英語教育では4技能というより「インプット」と「アウトプット」という2ステップで考えるようにしましょう。
昨今の英語教育の現場では、「読み・聞き・書き・話し」の「4技能型英語教育」が主流となっています。
しかし、この方法は、思考能力が発達してくる10歳以降からが好ましいでしょう。
なぜならば、幼稚園生や保育園児といったまだ小さいころは、
そもそもまだ母語が十分に発達していませんし、
話すや書く、といった自分の思考を整理して表現するという高度な活動は難しいからです。
そこで押さえておきたいことは、「インプット」と「アウトプット」の2ステップを念頭に置きながら英語を教えることです。
ここでいうインプットとは、「聞くこと」「見ること(読むこと)」です。
一方で、アウトプットとは、「声に出すこと」。
と簡単に思っていただいて大丈夫です。
イメージとしては、
十分なインプット(聞き・見る)を行うことで、それがアウトプット(声に出す・仕草)として自然に漏れて出てくるようになる。
という流れです。
このような、「英語に触れる」「英語を声に出す」の2ステップであらゆる教育をとらえるととても考えやすいと思います。
この記事の後ろで、このインプットとアウトプットの具体的な取り組みの事例を紹介しますので、是非そちらもご覧くださいね♪
インプットとアウトプットは、「かたまり」で行うようにする
つぎに、インプットとアウトプットの際のポイントですが、
これらはなるべく「かたまり」で行うようにしましょう。
「かたまり」とは英語のフレーズの事です。
例えば、
I love you.
という英語があったとすると、「かたまり」とはまさに「I love you」
の事です。
これを、”I(私・主語)” と “love(~を愛する・他動詞)” と “you(あなた・目的語)”
といったように分解して説明しないようにしましょう。
というのも、リアルな英語は常に「かたまり」でやってくるからです。
また、分解した英語には、感情がこもりません。つまり、読んでいて、イメージがわいてこないのです。
そのため、英語のインプット・アウトプットの際には、
常に英語の「かたまり」単位で行うように誘導してあげましょう。
無味乾燥にならないよう五感を使った英語への取り組みをする
次に、英語に触れるとき、また英語を声に出すときは、
常に、そこに感情やイメージが入っているかどうかに注意しましょう。
感情やイメージが全く入ってこない学習とはどのようなものかというと、
まさに教科書に書かれたものを、モクモクと勉強するようなときです。
このような無味乾燥な勉強では、英語を自分のものにしたといは言えるようになりません。
言語の習得とは、イメージとしては、言語の一つ一つに自分の感情を込めることができる状態と言い換えてもいいでしょう。
そのため、例えば、インプットにしても、
単にワードカード(英単語と絵が描かれたカード)を子供に見せるのではなく、動画などの場合は実際に動いているもの(例えばElephantなら増の映像)を見ながら教えてあげると良いでしょう。
理想としては、動物園など実物を見ながらだと、より5感をフルに使うことができるので、その瞬間に像なら「Elephant」という英語を子供は自分のものにしたと言えるでしょう。
また、アウトプットにしても、
見聞きしたものを、ただ読み返すような事はやめましょう。
とにかくオーバーリアクションでもいいので、感情を込めて、体の動きもいれながら表現させるととても良いです。
このように、5感をフルに使っての学習は、
記憶力定着という面からも、言葉への理解力・応用力という面からも効果的です。
おなじ、「Elephant」でも、
動物園で実物を見て触ることができた「Elephant」と、
ワードカードでしか見たことがない「Elephant」では、
頭の中に残っている状態はまったくの別物といっても過言ではないのです。
毎日少しの時間でいいから継続して習慣化する
次に、英語の勉強は、とにかく毎日少しの時間でもいいので継続して行うようにしましょう。
「継続は力なり」とは言いますが、それはここでも当てはまります。
特に言語の習得という観点からは継続こそがキーポイントです。
幼少期に英語圏で過ごして英語を普通に話していたのに、
日本に帰ってきて英語を使わなくなると、数年後にはまったく忘れてしまっているという話はめずらしくありません。
例えば、インプットに関しては、
毎日5分~15分程度でいいので英語のCDをかけ流すタイミングを生活リズムの中に取り入れましょう。
例えば、子供が幼稚園や保育園に出かける朝の時間に、かけながすというのはどうでしょうか。
この程度の取り組みでも、毎日継続して取り組めば大きな成果となって必ず戻ってきます。
アウトプットにしても同じで、
幼稚園や保育園への行きかえりであったり、起きた時・寝るときに、
お決まりの英会話フレーズを毎日声に出すと良いでしょう。
こうすることで、自然と新しいフレーズもどんどん覚えていきやすくなるのです。
「好きな事」x「英語」を常に心がける
小さい子供向けの英語教育のポイントの最後は、
「好きな事」x「英語」
で出来ることを探すということです。
子供は、大体3歳や4歳くらいになってくると、
好みがはっきりとわかるようになってきます。
子供の好きなことが分かればそれは大チャンスです。
例えば、「おさかな」「のりもの」「たべもの」「いきもの」「おにんぎょう」「むし」「ロボット」「つみき」「レゴ」
など、なにかしらの「好き」な事があるかと思います。
そういった子供の「好き」と「英語」を掛け算するような取り組みがなにかできないのかを考えてみましょう。
これは、なかなか難しいことかと思います。しかし、いろいろ探してみると結構選択肢は出てくるものです。
例えば、Youtubeの動画などで、子供の好きな事の題材をもちいた子供向けの英語教材がないか探してみましょう。
他にも、amazonで、ちょうど良い子供向けの英語教材やDVD、おもちゃなどがないかを探してみるのも手です。
このように、「好き」x「英語」をうまく子供の生活の中に溶け込ますことができたら、ものすごいスピードで英語を習得していけるでしょう。
なぜならば、英語を学ぶことは「楽しい遊び」に成り代わるからです。
また、こうした幼少期の英語へのポジティブなイメージが、大きくなってからも有利に働くことは間違いありません。
そのため、親としては日ごろからお子さんの事をじっくり観察して、子供の「好きポイント」を是非たくさん発見してあげて下さいね♪
まずは英語のインプットから!CDや絵本、DVDや動画などを活用!
次に、先ほど紹介した、英語の勉強は「インプット」→「アウトプット」の2ステップですると良いという箇所での、
「インプット」の部分に絞って、その具体的な方法を紹介します。
英語のCDの活用がインプットとしては一番簡単!
幼稚園生といった小さいお子さんへの最初の英語のインプットとしては、
CDのかけ流しがオススメです。
なぜならば、一番手軽に始められますし、英語の習得において一番大切な「継続」をもっともしやすいからです。
また、このころの小さい子供は、大人よりも「耳」が発達しています。
そのため、英語のCDで毎日英語の音に触れることで、日本語とは異なる英語の音を幅広く拾うことができるようになるのです。
英語のCDを選ぶ際のポイントとしては、以下のポイントに注意して選んであげましょう。
- くだけた表現ではなく、しっかりとした英文になっている事
- 難しすぎず、早すぎず、長すぎず、子供のレベルに合っている事
- 理解できるとドンドン楽しめるように、内容として面白い事
こちらの記事では、英語のCDに関してより詳しい内容について紹介しているので是非ご一読ください。
英語の絵本の読み聞かせで良質なインプットを!
英語の絵本も、英語のインプットとしては良質です。
しかし、幼稚園生や保育園児が自分で英語の絵本を読むことはまだ難しいですので、
親が読み聞かせをしてあげる必要があるでしょう。
その点で、取り組む難易度としてはCDよりは上がってしまいますが、その価値は十分にあります。
なぜならば、CDとは異なり、絵本はより子供の五感に訴えかける力が強いからです。
CDでは「耳」からしかインプットができませんが、
英語の絵本は工夫が施されているものが多く、
より子供の5感を刺激しながら英語のインプットが可能です。
子供むけの英語の絵本の選び方のポイントとしては次のような点を注意しておけば大丈夫でしょう。
- 絵がハッキリ、カラフル、言葉数は少なめ。
- 同じような表現の繰り返しでリズミカル。
- 言葉のチョイスが日常シーンで使える。
こちらの記事では、英語の絵本に関してより詳しい紹介をしておりますので是非ご一読ください♪
DVDやYoutubeも英語のインプットには最適!
そして、DVDやYoutubeを活用しての英語のインプットも、とても効果的です。
ただ、動画だからといって子供が釘付けになるとは限らず、
むしろすぐに集中力を切らして画面を見なくなることが多いです。
そのため、親のイメージで選ぶのではなく、子供目線で、子供がすっかりのめりこんでしまうような動画を探すことがポイントになってきます。
ここでは、手軽なYoutube動画の探し方のポイントを紹介します。
- 3歳〜5歳の子供に合いそうな子供向けのもの
- 英語が分からなくても絵で話の展開を追えるもの
- オフィシャルチャンネルもしくは幼児英語の先生が作ったなど出所が明らかなもの
こちらの記事では、おすすめの子供向けのYoutube動画を紹介していますので是非ご覧下さい♪
語り掛け英会話もインプットには最適!
また、一方向だとしても、子供への英語の語り掛けはインプットとしては最適です。
次の節でも紹介しますが、英語の語り掛けから始まり、
自然と子供も返答という形で英語のアウトプットをするようになります。
また話はすこしずれますが、親の英語力アップとしても、
日常の中で英語で語り掛けるようにする習慣は効果的です。
このブログの公式twitterでは毎日英語の子育て英会話フレーズを紹介していますので、ぜひフォローしてみて下さいね♪
アウトプットを通じて英語をなじませよう!歌や会話、遊びを活用!
それでは「インプット」の次は「アウトプット」です。
ただ、アウトプットをするように親が急かしてしまうと、
子供はプレッシャーを感じてむしろ英語を嫌いになってしまう可能性が高いです。
そのため、子供が主体的になって楽しみながらできるような事が良いでしょう。
ここでは、アウトプットの方法に関していくつか紹介をします。
英語の歌を一緒に歌おう!
まず一つ目としては、英語の「歌」を一緒に歌うというのがおすすめです。
親が楽しいそうに歌っていたら子供もつられて一緒に歌いだすでしょう。
おすすめは、インプットに使った英語の「歌」をそのまま歌うというのが流れとしては綺麗です。
こちらの記事では子供と一緒に歌えるおすすめの定番英語ソングを紹介しているので是非ご覧ください♪
いつも読んであげていた絵本は今度は一緒に読もう!
次におすすめなのが、インプットで使った英語の絵本を、
今度は子供と一緒に音読してみるという事です。
今まで面白おかしく読み聞かせてあげていれば、
子供もそれを真似てふざけながら楽しんで音読するでしょう。
もしこの時、親が英語の発音に自信がない場合は、
Youtubeなどで英語の絵本の読み聞かせ動画がだいたいどの絵本でも上がっているので、
そういった動画を使って正しい発音を子供に教えておくというのも大切になってくるでしょう。
子供が慣れてきたら語り掛けへの返事をさせてみよう!
インプットの際に行って子供への語り掛け英語を、
もう一段階進化させて、今度は子供からも英語での返答をさせてみましょう♪
最初から返答を求めていては、もしかしたら子供は英語を窮屈に感じてしまうかもしれません。
何度も英語で語り掛け、子供が親の真似をし始めたら、
正しい返答の仕方を教えてあげる、
というのが流れとしてはスムーズです。
このように、子供が日常の中で使える英会話フレーズを小さいころから
少しずつためていってあげると、大きくなってからとても有利に働きますよ♪
3~5歳向けの英語教育に使えるアイテムの紹介
すでに「インプット」と「アウトプット」の説明の箇所で、
英語教育に使えるアイテムについてはいくつか紹介してきましたが、
それ以外にもたくさん使える英語教育アイテムはあるので、
それらをここでは少し紹介します。
おすすめの海外サイト3選
①Nick Jr.(ニックジュニア) 楽しいコンテンツ満載の海外サイト!
子供が喜びそうなたくさんのキャラクターが登場する海外のウェブサイトです。
「ドーラといっしょに大冒険」や「ブルーズ・クルーズ」といった名前を日本で聞いたことがあるかもしれません。
動画やゲーム・塗り絵などもできるとても楽しいサイトで、男の子でも女の子でも楽しめるでしょう♪
Starfall(スターフォール) フォニックスなど英語が楽しく学べるレッスン満載!
こちらもカラフルなサイトで、子供の注意をひくこと間違いなしです。
スターフォールでは、子供が参加しながら楽しめるレッスンタイプのコンテンツが充実しており、
正しい英語の発音を学ぶためのフォニックスを題材にしたものもありとてもおすすめです。
子供が英語の興味を持ち始めたら是非取り入れてみたい海外サイトです!♪
Bob the Builder(ボブザビルダー) ワクワク満点の遊べるサイト!
「ボブとはたらくブーブーズ」と聞いたら馴染みのある方もいるのではないでしょうか?
ぱっと見は男の子が喜びそうなゲームが満載ですが、
女の子でも楽しめること間違いなしです。
日本語のサイトもありますが、ここはあえて英語のサイトが良いと思います。
とても作りこまれているデザインなので、100%英語でも理解はできると思いますし、
興味をとても引くコンテンツなので、子供が夢中になって英語を理解しようとすると思います。
オススメの英語ワークブック3選
BIG PRESCHOOL workbook 子供を絶対に飽きさせない工夫が満載!
ワークブックとは、遊びながら英語を学べてしまう、「おもちゃ」x「英語」といった教材をイメージして頂ければいいかと思います。
そしてこちらのアイテムは、3歳から5歳といったちょうど幼稚園生や保育園児といったお子さんを対象にしており、
内容としても、迷路からパズルからと沢山の遊びがセットになったパッケージです。
口コミの評価もよく、簡単な英語で楽しんで進められると評判です♪
BRAIN QUEST Pre-K 英語を楽しくさせる工夫が盛りだくさん!
こちらも総ページ数308と、ボリューム満点の英語のワークブックです。
英語の学びを楽しくするように工夫が凝らされており、
無理なく英語の勉強を進めることができるでしょう。
アルファベット・フォニックスまでと、遊びにとどまらず、
しっかりカリキュラムとなったコンテンツが魅力の一つです♪
Reading & Math Jumbo Workbook Grade Pre-k 英語から算数まで小学校に入る前の準備に最適!
こちらもおすすめできる英語のワークブックの一つです。
こちらも同じくボリューム満点のワークブックですが、
小学校入学前の準備として最適で、英語のアルファベットなどにとどまらず、
数字や図形なども一緒に学ぶことができます。
教材としても問題を読み取る能力に力を入れており、知育教材としても最適な一冊です。
幼稚園児・保育園児の英語子育ての一日の流れ
英語教育の在り方は、ご家庭によって異なるかと思いますが、
ここではあくまで一例として、幼稚園児・保育園児への英語教育の一日の流れを紹介します。
朝起きてから出発まで♪
朝起きて、朝ご飯を食べて、幼稚園や保育園に出発する、
この朝のひと時のBGM として英語のCDを毎日かけておくと良いでしょう。
朝の寝ぼけた頭をシャキっとさせてテンションを上げられるような、
アップテンポの英語ソングなどがおすすめです。
この朝の時間は、習慣にしやすいので是非有効活用しましょう♪
行き帰りのワンシーンに♪
お家から出発するとき、
送り迎えのバスに乗ってバイバイするとき、
送り迎えのバスに乗ってお家の近くに帰ってくるとき、
お家の玄関から家の中に入るとき、
こういった、毎日繰り返される行き帰りのワンシーンで、
一言だけ子供に英語で語り掛けるようにしてみましょう!♪
最初は、子供からの返答を求めなくても大丈夫です。
毎日繰り返していると、子供は真似するようになります。
真似するようになってきたらレパートリーを増やしたり、
英語での返答の仕方を教えてあげると良いでしょう♪
お家に帰ってきたからおやつの時間に♪
幼稚園から帰ってきてから一息つくタイミングも英語に触れるチャンスです!
大好きなお菓子を食べながら、今度はテレビで英語の動画などを視聴するのはどうでしょうか。
DVDなどでしたら普通にテレビで見れますが、Youtubeの動画もパソコンをテレビにつないだり、ネットにつながるテレビをお持ちでしたら、テレビで見ることができます。
明日もまた見たいと思えるようなシリーズものが良いでしょう。
朝は英語のCDを聞いて、おやつの時間は英語の動画を見る、といったようにバランスよくインプットするのがオススメです。
お昼寝後のちょっとした空き時間に♪
おやつを食べて一息ついたら、ちょっと英語の勉強に近いことも取り入れてみましょう。
もし、子供が英語の勉強を嫌がるようでしたら、無理に押し付けるようなことはしないで、
子供が楽しんで英語と向かい合えるようなアイデアを他に探してみましょう。
先ほど紹介した英語のワークブックなどは、子供が楽しみながら取り組めるのでオススメです。
ボリューム満点のものが多いので、毎日進める量を決めて少しずつ進めていくのが良いでしょう。
進み具合に応じて、子供にご褒美をあげるのもおすすめのアイデアです♪
夜寝る前のひと時に♪
寝る前に、親の元気がまだ残っていれば是非絵本の読み聞かせをしてあげて下さい♪
子供は絵本をお母さん・お父さんに読んでもらうのが大好きです。
こうしたひと時が親子の愛情を深めることは間違いなしです。
完璧な英語の発音でなくても大丈夫です。
ここまでのステップをしていれば、子供は十分ネイティブの英語の発音を耳にしていますので、
親の英語の発音の影響で間違った発音になるという事はありません。
もしくは、絵本の読み聞かせ動画をあらかじめ聞いておいて発音の練習をしておくのも手です。
いずれにしても、ぜひお母さんお父さんが直接お子さんに絵本の読み聞かせをしてあげて下さい♪
小さい子供に英語教育をする際の注意点とは?
この記事をここまで読まれた方の中には、
さっそく幼稚園児・保育園児のわが子への英語教育を始めようとされているかもしれません。
しかし、よくある過ちとして、親ばかりが張り切ってしまい、
肝心の子供の気持ちを置き去りにしてしまうということがあります。
そのようにならないためにも、これから紹介するような事態にはならないように注意しておきましょう。
注意点① 教材やおもちゃを山積みにしないこと。
まず一つ目としては、親が次から次へと子供に英語の教材やおもちゃなどを買って与えてしまうという事があります。
そのような事は、子供の目には、
「親が自分のために色々買ってくれている」ではなく、「親が自分になにかさせようとしている」というように映ってしまい、
プレッシャーに感じさせてしまいます。
また、あまりに沢山のものを与えてしまうと、自分で工夫するということがなくなり、受動的な子供に育ってしまいます。
そうならないためにも、少ない厳選したおもちゃや教材をとことん使い古していくというやり方が教育上は良いです。
注意点② 子供ができなくても絶対にけなしたりしてはいけない。
こちらは当たり前と言っては当たり前なのですが、
親なら一度は陥ってしまいそうになる過ちポイントではあります。
親が一生懸命なあまり、子供が思う通りに成長してくれないともどかしい気持ちになるのは分かります。
しかし、だからといって子供をけなしたり、しかったりしてしまうと、
状況はもっと悪化していきます。
子供も一生懸命にやっていますし、できないとしてもそれはまだ子供の脳の成長自体が追い付いていない可能性が高いでしょう。
焦らずじっくりやっていきましょう♪
注意点③ 極端な英語教育にならないようにすること。
3つ目は、親が必死になるあまり、
極端な英語教育へと陥ってしまうことがあるということです。
例えば、朝から晩まで一切日本語に触れさせずに、
英語だけを見て、聞くような環境にする方がいらっしゃいますが、
そのような極端な英語教育は、母語である日本語の成長を妨げることになってしまいます。
この記事の最初に述べたように、普通の日常の中で英語を取り入れる程度でしたら母語の発達に悪影響ということはありませんが、
英語教育も極端なものとなってしまうと、むしろ悪影響となってしまいます。
そのような極端な英語教育をしなくても、
しっかりとコミュニケーションツールとしての英語を身に着けることは可能ですし、バイリンガルになることは十分可能です。
このブログでも紹介しているような、
普通の日本の日常の中に英語を習慣的に取り込んでいく、
という方法で子供の英語力はちゃんと伸ばすことが可能ですので、
極端な英語教育に陥らないようにしましょう。
注意点④ 子供の発音をやみくもに直そうとしないこと。
4つ目として、親が子供の発音を直そうとしてしまうという事があります。
親が、英語の発音の講師をしているなど、よほど発音に関して自信がある場合を除いて、子供の英語の発音を矯正するのはやめましょう。
このブログでも紹介しているように、ネイティブが話す英語のCDをかけ流すなど、
しっかりと「英語の耳」を育てるような取り組みをしていれば、
子供は大人以上に正しい英語の音を聞き取り話すようになっているはずです。
親にとって違和感のある発音をしている場合は、ネイティブから見るとむしろ親のほうの発音こそ違和感のある場合がほとんどです。
以上まとめると注意点としては以下のようになります。
- 教材やおもちゃを山積みにしてしまうと、子供にとってプレッシャーになってしまいます。
- 英語ができるようにならないからと言って、けなしたり叱っては逆効果に!焦らずじっくりいきましょう♪
- 英語100%の生活のような極端な英語教育をしてしまっては、日本語の発達が遅れます。普通の日常に英語を入れるだけで十分な効果があります。
- 日ごろからネイティブの発音を聞かせているなら、子供の英語の発音をむやみに直さないでも大丈夫です。
英語教室には通わすべき?もし通わすならどうしたらいい?
次に、幼稚園生など3歳から5歳くらいの段階から、
英語の教室などには通わしたほうがいいのかどうかを見ていきましょう。
まず英語教室としては以下のように、
英会話教室・プリスクール・オンライン英会話スクール・インターナショナルスクールとがあります。
英会話教室 | ・週1、50分程度が一般的。 ・個人塾だと1回が4000円~8000円。 ・大手塾だと1回が8000円~12000円。 ・ネイティブ講師から直接英語を学べる。 ・英語を学ぶ同年代の友達ができる。 |
---|---|
プリスクール | ・小学校に入学するまでに通うスクールのこと。 ・英会話教室より長時間英語に触れられる。 ・一日4~5時間くらいをスクールで過ごす。 ・週に2日~5日までと頻度を選べる。 ・週3、1日5、6時間で月に3万円くらい ・週5、1日5,6時間で月に5~10万円くらい。 |
オンライン英語スクール | ・子供向けのオンライン英会話スクールがおすすめ ・週1で最低2000円くらいから。 ・コストの面では一番安い。 ・自宅でできるので時間と場所が融通がきく。 |
インターナショナルスクール | ・100%英語のスクール。 ・英語圏の人で日本に転勤などで来ている人の子供がよく通う。 ・周りがほとんど外国籍のためより英語圏に近い環境。 ・幼稚園以外にも小学校・中学校などもあるが、日本の義務教育を経たとみなされないため公立高校の受験資格がないと判断される。 ・年間で200~300万円と高い。 ・日本語の勉強は家庭でしないと漢字などを書けるようにはならない。 ・将来的に海外の中学や高校に行かせることが決まっているのなら良い。 |
このいずれかに通うわすかどうかは、
ご家庭の予算次第ということもあるでしょうが、
しっかりとご家庭での英語教育ができていれば必ずしも通わす必要はありません。
しかし、通わすことにはそれなりのメリットがあることは確かです。
本気で幼稚園のころから英語を学ばせていこうと思っていらっしゃるのなら、
費用的には高くつきますが、英語のプリスクールなどに通わせるのが良いでしょう。
ご家庭での英語教育がしっかり充実されているのなら、
英語ネイティブの先生との会話の機会を設けるために、
英語の勉強の刺激として、定期的に英会話教室に通わせたり、
オンライン英会話教室に登録するのも良いです。
インターナショナルスクールに関しては、費用面もそうですが、
近い将来英語圏で過ごすことが決まっているなどの場合にはおすすめですが、
それ以外のお子さんがわざわざ小さいころから通わす必要はないかと思います。
英語の資格試験は受けさせたほうがいい?受けさせるなら?
次に英語の資格試験に関してですが、これは受験させたほうがいいのでしょうか。
結論からいいますと、目標をもつという事はなにかを学ぶ上でとても効果的なので、子供の成長度合いをみながら積極的にチャレンジすることをおすすめします。
具体的には、3~5歳のお子さんが受けられるような英語試験としては以下のようなものがあります。
英検Jr | ・幼児向けの英検で合否は出されず正解率のみが出される。 ・ブロンズ→シルバー→ゴールドとランクが上がる。 ・英語を聞いて選択肢を選ぶ問題。 ・会場で受験。 ・年に3回開催。 ・受験料はブロンズで2300円。 |
---|---|
国連英検ジュニアテスト | ・日本国際連合協会が主催する子供向けの検定。 ・自宅受験と会場受験とがある。 ・6コースに難易度が分かれている。 ・はじめは動物、色、花など身近な話題に関する問題。 ・年に2回の開催。 ・受験料は2700円 |
TOEFL PRIMARY | ・小中学生向けに作られたTOEFL。 ・会場で受験する。 ・年に2回開催。 ・リスニングとリーディングのみ。 ・2つのレベルがある。 ・テストを通じて異文化の疑似体験ができるように設計。 ・小中学生の日常生活・学生生活に沿った出題。 ・受験料は4320円 |
幼稚園生などが受験する英語の試験としては上の3つが主にあげられますが、
はじめて受験をするのなら英検Jrが一番いいと思います。
というのも、英検Jrを受けていれば、小学生などにあがって、
英検5級などへの受験も抵抗なく始められるからです。
国連英検ジュニアテストやTOEFL PRIMAYも良いと思いますが、
身の回りに受験している知り合いなども少ないと思いますし、
英検主催の英検Jrが良いでしょう。
児童英検とは英検Jrの古い名称です。
そのため、参考書などを買う際などは、児童英検と書かれたものでも問題ありません。
小さい子供への英語教育のちょっとしたコツ
最後に、幼稚園児・保育園児といった小さいお子さんへの英語教育の際に取り入れると良い、
ちょっとしたコツを紹介します。
大きな目標や夢を持たせると良い。
お母さんに褒めてもらえるから、や英検に合格するぞ!、
といったやる気の出させ方も良いですが、
より、子供の内側から湧き出るようなモチベーションで英語に取り組むためにも、
なにか大きな目標や夢を持たせると良いでしょう。
そして、その目標や夢が「英語の能力」と強く結びついていることを感じさせてあげると効果的です。
そのためにも、実際に子供と一緒に海外旅行に行ってみたり、あこがれのスポーツ選手が英語で話しているシーンなどはとても刺激的な経験となるでしょう。
英語を使っている親の姿を子供に見せてあげると良い。
3~5歳といったお子さんにとって一番身近な存在はお母さんとお父さんです。
そんなお母さんとお父さんが日ごろから英語に接している様子を見せてあげることは、
英語の教育上もとても良いでしょう。
たとえば、海外のドラマや映画を見て楽しんでいる様子、
また英語のラジオや音楽を聴いている様子、
さらには英語ネイティブの大人と英語でしゃべっている様子など、
親が英語と接している様子をしっかり見せてあげると良いです。
そうすることで、子供にとって「英語」という存在がより身近なものに感じられるはずです。
幼児からの英語教育ことはじめ(まとめ)
以上いかがでしたでしょうか。
幼稚園生や保育園児のお子さんをお持ちの親御さんで、
英語教育に興味関心をもたれているのなら是非チャレンジしてみて下さい♪
まだ3歳、4歳、5歳といった小さい時期は、とにかくなにごとも柔軟に吸収していきます。
特にこの時期の子供は「耳」がとても発達しているので、
大人になるにつれて難しくなってくる「英語の耳」を作るのには最適な時期です。
始めは右往左往して、子供への英語教育が良く分からないかもしれませんが、
そんなときはこのブログで様々な観点から子供の英語教育に関して解説や紹介をしておりますので、ぜひご覧下さいね♪