赤ちゃんが泣き止まない!だけど放置はよくないって知ってる?

赤ちゃん泣き止まない放置

「赤ちゃんがずっと泣くから、もう一体どうしたらいいのか分からなくなってきた、、、」

泣き続ける赤ちゃんに、悩まされているというお母さんはかなり多いでしょう。

泣き続ける赤ちゃんをあやしてもあやしても、
泣き止むことは無いから無視をして放置していたら、ひとりでに泣き止んだ。

な〜んだ。放置しておけばいいのか。

ってちょっと待って!!

赤ちゃんが泣き止まないからって、放置はよくないって知ってますか?

このページでは、そんな赤ちゃんが泣き止まないからといって放置をしてしまうことが、
なぜ良く無いのかの説明から、

じゃあどうしたらいいの?

ということまでご紹介をしていきます。

赤ちゃんが泣き止まなくても放置してはいけない理由

赤ちゃんが泣き止まなくても放置をしてはダメな理由

まずはじめに、なぜ赤ちゃんを放置してはいけないのか、
その理由についてご紹介をしていきます。

子供を放置すると強い「怒り」を覚えるようになってしまう。

赤ちゃんの甘えは「泣く」という行動によって表現がされます。

この甘えが満たされることによって、子供は情緒が安定し、
健全な精神環境の土台が形成されていくのです。

しかし、この甘えが満たされることがなく、放置を受けてしまうと、
子供の中では強い「怒り」が生まれてきます。

「お母さん!僕がこんなに呼んでいるのにどうして来てくれないの!!」

というように。

子供の内部でこうした「怒り」が生まれてきてしまうとどういう結果になってしまうのでしょうか。

児童虐待の研究では、放置(ネグレクト)された子供の怒りというものは、
暴力を受けた子供に劣らないということが知られています。

このような幼少期に蓄積された「怒り」が、後々に非行や暴力といった形になって表に表れることがあるのです。

サイレントベビーになってしまう可能性がある

子供が泣いたら、とにかく抱っこをしてあげましょう。
抱っこというのは子供にとっては、「自分は愛されている」という事実を確認できる瞬間で、
子供の精神の健全な発達には欠かせません。

しかし、泣き続ける赤ちゃんを放置することが続くと、
ある時点で赤ちゃんはもうあまり泣かない子供になることがあります。

親としては、これを見て、

「あら、泣かなくなったわね。手がかからなくてうちの子はいい子だわ。」

などと思ってしまうかもしれません。

しかし、子供が泣かないのは、自分の感情を内側に押し殺しているからであって、
心のトラブルの始まりです。

こういった泣かない赤ちゃんのことを「サイレントベビー」と呼びます。

「サイレントベビー」とは、医学用語などではないのですが、表情や発語が一般的な赤ちゃんよりも少ない時にそのように呼ばれています。

この状態が個性ではなく、赤ちゃんの「うつ状態」であった場合、適切な対処が必要になります。

情緒が安定しなくなってしまう可能性がある

子供というのは、赤ちゃん期の十分な甘えと、その甘えが十分に満たされたという体験から、安心感というものを覚えていきます。

この安心感はとても重要で、心のどこかに大きな安心があるからこそ、
新しいことにチャレンジできたり、もし失敗してしまっても再び挑戦したりと、
心の土台を肩作るのにとても重要なのです。

しかし、もし赤ちゃんの時に、お母さんから十分に関心や愛を注がれなかったと認識してしまい、
結果としてサイレントベビーとまでは行かなくても、心のどこかにちょっとした空白ができてしまっていると、

その後の成長の過程で、いつもどこか不安で情緒が安定しないような状態になってしまいかねません。

このように、赤ちゃんにとっては、泣いたらお母さんが面倒を見てくれるという体験が当たり前になることは、心の成長にとっては不可欠です。

泣くことを放置したら泣き止んだから、
これからはもう放置しておこうなどというように考えては決していけないのです。

放置以外にもNGな行動とは?

放置以外にNGな行動

また、放置以外にも赤ちゃんの成長過程においてNGなお母さんの行動というものがあります。

育児の大変さのあまりついつい取ってしまいがちな行動ですが、
赤ちゃんの心の成長においてはNGとなってしまうので注意しましょう。

NG① 子供に抱き癖をつけさせないようにしてしまう

子供に抱き癖をつけさせてしまうと、甘えて自立できない子供になってしまうから、
抱き癖はつけさせない方がいい、
というようにお考えの方がたまにいらっしゃいますが、
それは間違いです。

子供にとって、抱っこされるという事はとても気持ちのいいことです。

抱っこされると「自分は大切にされているのだな。」ということが実感でき、
この実感が子供の自己肯定感を育てるためには不可欠です。

もし、抱き癖をつけさせないようにと、子供が抱っこを求めてきても拒否するような事をしてしまうと、
子供としては、「自分は愛されていないのだな。」「自分はお母さんに甘えちゃだめなんだな。」「自分は大切じゃないのかな。」といったように、
不安が生まれ、自分への自信を失ってしまいます。

NG② 子供が泣き止まないから怒る

また、ここまで読み進めて頂けた方ならもうお分かりかと思いますが、

泣き止まないからといって子供をどなったり、叩いたりして怒るのは絶対にNGです。

子供が泣くというのは、お母さんを求めているからです。

そんな子供の気持ちに対して、叩いたり怒ったりするというのは、
子供にとってはまさしく親に「拒絶」されたということと他なりません。

泣き止まないのは大変で、逆にお母さんの精神が参ってしまいそうになるかもしれませんが、
そこは可愛い我が子のためにとグッとこらえましょう。

NG③ しつけが大事だからと幼少期から厳しくする

また、怒ったり、叩いたり、といったところまでは行かなくても、
しつけが大事だからということで幼少期の子供にも厳しく接するという方がいらっしゃいます。

もちろん、しつけが大切、という点について否定しているわけではないのですが、

まだ0歳〜2歳といった子供に厳しくするというのは、
逆効果になってしまう可能性の方が高いです。

赤ちゃん期の子供への接し方としては、とにかくたくさん甘えさせてあげるというのが正解なのです。

またそのほかにも、こちらの動画は厚生労働省が正しい赤ちゃんの泣きへの対処方法について制作したDVDで、
赤ちゃんが泣き止まない時の適切な対処方法についての解説がなされており参考になります。

赤ちゃんにとって泣くとはどういう意味なのか

さて、ここまで赤ちゃんが泣き続けるからといって放置をするのは良くない、
ということに関して説明をして参りました。

しかし、泣く理由も分からないまま、あやし続けるというのは、
お母さんの立場としてはとても大変でストレスですよね。

そのため、「どうして赤ちゃんは泣くのか」ということへの理解ができていると良いでしょう。
子供が泣き止むための方法が見えてくるため、放置以外の方法で泣き止ませることができるようになります。

泣くのは赤ちゃんにとっての唯一の言葉

まず知っておかなくてはいけない事は、泣くというのは赤ちゃんが唯一もつ表現手段です。

少し大きくなった子供でしたら、泣くのは「悲しい」や「痛い」や「怖い」という感情のあらわれですが、
赤ちゃんの場合、泣くということでしか外の世界に訴えかけることができません。

そのため、赤ちゃんが泣く時、そこには色々なメッセージが込められているのです。

泣くのには何かしらの欲求があるから

人間は成長するにつれて、色々な感情を学んでいきます。

良い感情にも、「楽しい」「嬉しい」「安心」「期待」など、
悪い感情にも、「悲しい」「寂しい」「怖い」「不安」など、

色々な種類があります。

しかし、赤ちゃんにとっては、まだ感情は「快」か「不快」の2択しかありません。

そして、泣くという行為は、この「不快」の状態から「快」の状態になりたいという欲求の現れです。

そのため、赤ちゃんが泣いているときは、いったいどのような「不快」を感じていて、
その代わりにどのような「快」を求めているのだろうか、
という観点で様子を見てみるとよいでしょう。

赤ちゃんが泣く理由の具体例

具体的には、以下のような理由で泣くことがあります。

  • 抱っこしてほしいから(不安を感じたから)→抱っこしてあげる
  • なんとなく寂しいから→抱っこしてあげる
  • 退屈してるから→遊んであげる
  • お腹が空いたから→おっぱいをあげる
  • 眠いから→子守唄を歌ってあげる
  • 暑いから・寒いから→体温調整をしてあげる
  • 体がかゆいから・痛いから→原因を取り除いてあげる
  • オムツが気持ち悪いから→取り替えてあげる
  • 体を動かしたいから→体を動かしてあげる
  • 病気になっているから→病気を治す
  • 怪我をしているから→怪我を治す

このように、理由は様々です。

しかし共通しているのは、赤ちゃんなりに心地悪さを感じていて、
その代わりの心地い状態を求めているということです。

だいたいは、その場で解決できるような欲求であることがほとんどですが、
最後2つのように、病気や怪我といった場合、
放置しているでは済まされない事に発展する可能性もありますので、
注意が必要です。

赤ちゃんが泣き止まない時にするべきこと

赤ちゃんが泣いた時にしてあげるべきこと

それでは、原因不明でずっと赤ちゃんが泣き続けてしまうとき、
どうしたらいいのでしょうか。

赤ちゃんが泣き止まない時にできることをお伝えします。

抱っこしてあげるのが一番効果的

赤ちゃんを泣き止ますのには、抱っこが一番効果的です。

すでに抱っこしてあげているのに、泣き止まない場合、
もしかしたらお母さんのイライラや心配な気持ちが赤ちゃんに伝わってしまっているのかもしれません。

ただ抱っこをするのではなく、抱っこする時に声のトーンや、
お母さんの気持ち、そして抱っこする力など、

赤ちゃんの気持ちが安心するように心がけましょう。

場所を変えてみる

場所を変えるというのもオススメです。

場所を変えると、赤ちゃんにとっては気分転換になり、
そもそも何に対して「不快」を感じていたのかも忘れてしまいます。

とにかく「不快」な感情をなくすことができれば泣きやみますので、
ちょっと外の空気に当ててみたり、別の部屋に移動してみたりしてください。

いつもとは違う音楽をかけてみる

また、いつもとは違う音楽をかけてみるというのも効果的です。

赤ちゃんは、耳が優れているので、聴覚への刺激は効果があります。

ちなみに、赤ちゃん期の子供に聞かせるCDとして、
こちらの英語のCDがおすすめです。

英語の掛け流しは、英語の耳を育てるのに効果大で、
特に幼少期の子供は耳が大人よりも発達しているので、
英語を聞き取る耳を育てることができるのです。

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赤ちゃんは何歳くらいまで泣くのか、時期別の泣く理由

また最後に、赤ちゃんは一体いつくらいまで泣くのかについてもご紹介をします。

赤ちゃんと言えども、時期によって泣く理由は様々です。

新生児

新生児の赤ちゃんは、まだ快や不快を感じているというわけではなく、
泣くことで肺などの心肺機能を鍛えていたり、

泣くことで腹圧がかかることでオシッコが効率よくだせるという理由から泣いているので、特に泣くからといって神経質にならなくても良いでしょう。

生後2〜3ヶ月

この時期になると、母親の顔を認識するようになります。

そして、シンプルながらも「喜び」や「悲しみ」といった基本的な感情が出てくるようになります。

この時期から、泣くことにはなにかしらの理由があると思ってもよいでしょう。

生後6ヶ月

この時期になると、感情的な部分と、本能的な部分が入り混じるようになります。

その結果、例えば、好きなお菓子を前にして、感情的には嬉しいはずなのだけれども、
本能的にそのお菓子を今すぐ手に入れたくなって、泣くということがあります。

生後9ヶ月

この時期になると、嫌なことをされた時などに「怒り」の感情も出すようになってきます。

どんどん感情が豊かになってくるので、親としてはしっかりとした観察が必要です。

1歳

この時期になると、喜怒哀楽の感情のバラエティも豊富になります。

そして、そうした感情を人との関係の中で使うようになります。

赤ちゃんの泣きのピークグラフ

また、こちらの図からもわかるように、

1日のなきの時間のピークは、1歳から2歳の間であることが多いようです。

2歳をすぎるとだんだんと泣く事は減っていきます。

赤ちゃんがずっと泣いていてイライラしてしまった時の対処法

赤ちゃんを放置してはいけないという事はわかっているのだけど、
どうしてもイライラしてしまって、、、

そういった場合一体どうしたらいいのでしょうか。

最後にワンポイントアドバイスです。

こうやって泣いて困らせてくれるのも今のうち

こうやって散々に泣いて困らせてくるのも今のうちだけです。

子供はあっという間に成長していきます。

子供が小学生になって、中学生になって、高校生になって、大学生になって、社会人になって、もう立派な大人です。

あの時可愛かったな〜
あんなに小さかったのに

なんて思い返すことなんてたくさんあります。

だけど、いくら思い返せたって、二度と戻れる時間ではないのです。

こうやって泣いて困らせてくれるのも神様からのプレゼント。

貴重て幸せな時間だと思いましょう♪

お母さんの頑張りが将来子供の心の土台になる

また、お母さんの今の頑張りは必ず将来子供の精神の土台になっていきます。

今どんなに大変でも、このお母さんのつらさは、かならず子供の中に残ります。無駄ではけっしてないのです。

自分の頑張りが、誰かの人生にとって、とても貴重なものとして残り続けるというのは、実はとても幸せなことです。

可愛い我が子の将来のためにも、ここは踏ん張り時!
頑張っていきましょうね♪

まとめ

以上いかがでしたでしょうか。

この記事では、赤ちゃんが泣き止まないとしても、放置してはいけないという事を軸に、
赤ちゃんが泣く理由や対処方法などについてもご紹介をしてきました。

また、当サイトは子供の英語教育を頑張るママパパを応援するメディアとして、
おすすめの幼児向け英語教材などもご紹介しております。

記事内で、エンジェルコースのご紹介をしましたが、
そのほかにも子供向けのDVD英語教材としては、アルクのabcDVDボックスやディズニーの英語システムなどもオススメです♪

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是非みていってくださいね♪

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