そろそろ家を出かけないと、習い事の時間に間に合わなくなってしまう!
それなのに、毎回この時間になると子供は嫌がってグズグズとしてしまう。
一体どうして子供はこうも習い事に行くことを嫌がってしまうのでしょうか。
この記事では、そんな親御さんのお悩みに答える形で、
子供が習い事に通うことを嫌がってしまう理由や対処法をご紹介します。
それでは早速いきましょう。
子供が習い事を嫌がってしまう理由とは?
「最初はあんなに楽しそうだったのに、、、」
「子供の方から習い事をしたいと言い出したのに、、、」
「習い事をしっかり続けたら将来絶対に役にたつのに、、、」
そんな親御さんの苦難の声が今にも聞こえてきそうです。
そもそも、なぜ習い事を嫌がって行きたがらない子供が多いのでしょうか。
その理由はまず子供の発達によって大きく異なるので、
1〜2歳くらいの子供と、3歳、4歳より大きくなった子供との、
大きく2つの時期に分けてその理由をご紹介します。
1〜2歳くらいの子供が習い事を嫌がる時
まず、1〜2歳くらいのお子さんで、
幼児教室などの習い事を通わせている場合です。
生活リズムと習い事のタイミングが合っていない可能性あり?
まだ1歳、2歳といった小さいお子さんで、
習い事の度に泣きじゃくったりして嫌がっているとするならば、
その原因は主に生活リズムと習い事のタイミングが合っていないと考えられます。
例えば、習い事に出かける時間帯と、
子供がお腹が空く時間、子供が眠たくなる時間などが重なってしまっていて、
子供の活動レベルが下がっているにも関わらず、
外に出かけるようなことをしてしまうと、子供にとっては相当なストレスになります。
つまり、1歳2歳くらいの、まだ小さい時期の場合は、
そうした生活リズムと習い事のタイミングが合っていないため、
子供としてはあまりテンションが高くないのに、
外に出かけようとしていることに拒否反応を起こしているという事が多いようです。
習い事に行った先に、どうしても嫌な「モノ」があるかも?
1歳、2歳のお子さんはまだ感情の表現が上手ではありません。
そのため、子供に質問をして原因を探すのは難しいことが多いです。
しかし、もし習い事を嫌がるのでしたら、
やはり先ほど述べた、お腹が空いているや眠たいといった生理的な現象の理由の他に、
習い事に行った先に、子供にとってどうしても嫌な事や物があると考えられます。
失礼かもしれませんが、
もしかしたら先生の顔がどうしても怖く思ってしまっていたり、
そこに置いてある人形が怖かったり、
耳障りな音が流れていたりと。
例えば、幼児教室に通わせている場合など、
教室の先生側は良かれと思っていることでも、
子供にとっては相当ストレスなこともあるかもしれません。
1歳、2歳の子供は自分の感情や意見などをしっかりと相手に伝えることがまだ下手なので、
親が周りを注意深く観察して、
子供にとってストレスになってしまっているモノがないかを探りましょう。
3歳〜4歳以降の子供が習い事を嫌がる時
1歳、2歳といったまだまだ小さい時期とは違って、
3歳、4歳よりも大きくなってくると、
まだ小さい子供といえども自分の意見を持ち主張するようになります。
こうした時期の子供の場合、習い事を嫌がるのには以下のような理由が考えられます。
習い事に関してはっきりとした不満があるのでは?
子供も3歳、4歳となってくると、自分の意見や感情を相手に伝えるようになります。
こうした時期に、習い事に対して明確なNOの意志を表明するという事は、
やはり、習い事自体に対してなにか不満や不安などマイナスの要因があると思われます。
先生が苦手、嫌いな友達がいる、教室の居心地が悪い、面白くない、
などなど。
そうした、嫌な感情を習い事に対して持っているようでしたら、
やはり嫌な事はしたくありませんから、習い事も嫌がることになっている可能性が高いです。
習い事の先での友達関係などで苦手な部分があるのでは?
上の理由を、具体的にした内容にはなりますが、
習い事先での友達関係などで苦手な部分があることもあります。
習い事がつまらない、といった理由は子供もすぐに親に伝えることもありますが、
苦手な友達がいるなどといった事は、伝えない事も多いです。
「子供から習い事をしたいと言ったのに、、、」
「前は楽しそうにしていたのに、、、」
そうした場合は、もしかしたら人間関係に原因があるかもしれません。
まだまだ親から見たら小さい子供かもしれませんが、
子供も同じように悩みを持ちますので、注意深く子供の気持ちを読み解く必要があります。
お母さんと離れるのがどうしても不安なのでは?
他にも、まだまだお母さん離れができていないという事も考えられます。
お母さんと離れてしまうと、どうしても不安で、
だから習い事に行くとお母さんと話されてしまうから嫌だ。
という理由です。
こうした場合、子供の心の成長を暖かく見守ってあげて、
長い目で応援してあげるとよいでしょう。
子供が習い事を嫌がった時の対処法を伝授!
さて、上で紹介したように、子供が習い事を嫌がってしまうのには複数の理由が考えられます。
それでは、いったいどのように対処すれば子供は習い事を嫌がらずに、
楽しく通ってくれるようになるのでしょうか。
次に、その対処法に関して、
また子供の時期別にご紹介をします。
1〜2歳くらいの子供への対処法
まずは、まだまだ小さい1歳、2歳のお子さんの場合の対処法です。
子供が一番元気で活発な時間帯に習い事を持ってくる!
1〜2歳くらいの子供が習い事を嫌がるようでしたら、
上の理由のところでもご紹介したように、
子供の生理的なリズムと、習い事のリズムが合致していないことが考えられます。
そのため、まずは子供の生活リズムをしっかり観察するか、見直すかをして、
子供が元気いっぱいに覚醒している時間帯に習い事の時間を持ってくるようにしましょう。
この子は、どうやらいつもこの時間帯が活発だな、
という時間を見つけ出して、
そのタイミングで習い事を入れてみてはどうでしょうか。
言葉にならない子供の不満を見つけだす!
また、もしかしたら習い事の先で、
子供にとってどうしても嫌な事や物があるのかもしれません。
今度、習い事に行く際は、
その場をよくよく観察してみて、
子供がもしかしたら嫌がっているのかもしれない原因を探してみましょう。
もし、その原因の候補が思いついて、それを取り除くことができる場合は、取り除いてみるとよいでしょう。
もし先生が苦手なのかもしれないと思ったなら、違う先生の日に変えたり、
習い事の内容が不満なのかもしれないと思ったら、別の教室に替えるのも手です。
しかし、実際問題としてはそんなコロコロと先生や教室を入れ替えることは、金銭的にもスケジュール的にも難しいかと思いますので、
やはりこの時期の習い事は難しいですよね、、、
3歳〜4歳以降の子供への対処法
次に、3歳、4歳の子供、もしくはそれよりも上の子供の場合の対処方法です。
子供としっかり話し合いをしてみる。
この時期の子供になると、
スラスラとまではいきませんが、一応に自分の気持ちや意見を表に出すことができるようになります。
そのため、しっかりと子供と向き合って、
どうして習い事が嫌なのかを話し合ってみましょう。
自分のことを話すのがまだまだ苦手なので、
そんな簡単には行かないでしょう。
しかし、そこはしっかりと愛情と根気をもって向き合って、
親が質問で誘導してしっかりと子供の心の内側のことを表に出してあげましょう。
子供としても、言語化できず心の内側で悶々としていたことを外に出してみると、
意外とすんなり習い事に行くようになったりもします。
子供としっかり話し合って、ちゃんと解決するというプロセスは、
子供の心の成長にとってもプラスです。
子供の成長のチャンスと思って、
しっかり根気強く、かといって強引すぎず、
ちゃんと話し合ってみると良いでしょう。
習い事をする理由を再確認する
また、習い事もしばらく経つと新鮮味が抜けて、
飽きてしまっているということもあります。
そのため、習い事を続けるモチベーションのありかの再確認をしてみましょう。
習い事を始めたばかりの気持ちを、子供に思い出させるように促してみたり、
もしも親が決めて始めた習い事でしたら、
その習い事を続けることがどんなに良いことであるかということを、
魅力たっぷりに子供に伝えましょう。
そうした習い事へのマンネリ感を打破するために、
新しい目標を一緒に立ててあげたり、習い事に関する楽しい部分を一緒に探してあげたりすると良いでしょう。
また、子供の習い事に関してもし「もう習い事に通いたくない」と言われた場合の対処方法について紹介がされているYoutube動画を見つけたので添付しておきます。
そもそも習い事を嫌がらないようにするために
ここまで、すでに子供が習い事に行くことを嫌がってしまっている場合について、
その理由と対処方法についてご紹介をしましたが、
そもそも習い事を嫌がらないようにするためにはどうすればいいのでしょうか。
習い事を嫌がることが治った後の再発防止のために、
もしくは今後習い事を始めようと思っている方のために、
そもそも習い事を嫌がらないようにするためのポイントをご紹介します。
習い事を続けるモチベーション作りを!
大人も子供も同じですが、ものごとをしっかり継続して取り組むためには、
モチベーションの土台が大切です。
しっかりと子供の内側から、「続けたい」「行きたい」といった思いが湧き出るような仕掛け作りを行いましょう。
上の対処法でも少し触れましたが、
習い事へのやる気のあった時の気持ちを忘れないように、
習い事を続ければこんなにいいことがあるんだよといったことや、
習い事の楽しくてワクワクするような部分について日頃から一緒に話して、
今度の習い事の時間を楽しみにさせておくなどいいでしょう。
このように、子供が習い事に対して飽きを感じないように、
子供のモチベーションを誘導する形で日頃から色々と会話をしてあげると良いでしょう。
子供と習い事の相性を確認してから始める
これは習い事を始める前の話になりますが、
親が勝手に習い事を決めたりするのではなく、
子供と習い事との相性を確認してから始めるのが良いです。
例えば、体験があるのでしたら体験をさせてみて、
子供に感想を聞いてみてとても良い反応だったら習い事を勧めてみるといったようにです。
他にも、スポーツ系の習い事でしたら、
色々なスポーツの習い事の選択肢を子供に話してみて、
一番食いつきのよかったスポーツの試合を実際に見に行ったりしてみて、
その習い事をしているイメージを膨らませてあげたりなどです。
このように、習い事を始める前の一手間が、
その後大きな効果になって戻ってくるのでオススメですよ!
それでも習い事を嫌がってしまったら?
さて、ここまで子供が習い事を嫌がってしまう時の理由についての時期別の紹介から、その対処法までご紹介してきました。
しかし、それでも子供が習い事を嫌がってしまって困っているのでしたら、
一体どうすればいいのでしょうか。
少し、現実的で夢のないアドバイスとなってしまいますが、
そうした場合どうすればいいのかについてもお伝えします。
根気を学ばせるために頑張らせる
子供が大人になっていく過程ではとにかく色々なことを学んでいかなくてはいけません。
嬉しいことや、楽しいことばかりよりも、
つらいことや、悲しいことや、大変なことなど、
そういった色々なことを経て、一人前の大人へと成長していきます。
心のどこかで嫌だなあ、めんどくさいなあ、と思うようなことでも、
続けることのメリットを信じて、怠けたい気持ちを押し殺して続けるという経験はとても大切です。
そうした根気を育てる、という点においては、
いくら子供が習い事を嫌がっても、
ある程度強引に言い聞かせてしっかり続けさせるというのも、
一つの教育方針だと思います。
もちろん、度がすぎた押し付けや命令になってくると、
逆効果ですし、別の面で歪んだ成長をしてしまうかもしれないので、
その辺の強弱はお母さんお父さんに任せるしかありませんが、
やはり子供というのは怠け心が出て、客観的には続けたほうが良いことでも、
一時的な理由で辞めたがるという事も大いにあります。
親と子供との根気比べのつもりで、ちゃんと話あって、
続ける理由を見出させて努力するという経験を踏ませるチャンスと思って、
根気強く嫌がる子供と向き合っていきましょう!
習い事を辞めさせるのも全然アリです
ただ、上で根気よく向き合うことが大切とは言いましたが、
もちろん、習い事を辞めさせるというのも全然アリだと思います。
どうしても子供が習い事を嫌がるのでしたら、
その習い事とは縁が無かったとしてバッサリとやめさせるのも全然問題は無いです。
もちろん、親としてみては、お金と時間をつぎ込んだ取り組みなのですから、しっかりと身を結ぶまで続けさせたいという気持ちも分かります。
また、上で言ったように、子供に我慢して努力を続ける経験を積ませるためにも、辞めさせないというのも一つの教育方針です。
しかし、もっと大きな目で見れば、
別にその習い事をここで辞めたからと言って、
努力ができない子供に育つというわけでは決してありませんし、
その習い事を辞めたことによって、
子供にとって時間的にも精神的にもゆとりができて、
もっと才能を活かせるような活動を始められるかもしれません。
子育ても、人生も、なにがどう転んでどう結ぶかは、
結果を見てみないと分かりません。
どんな結果になってしまっても、
それはそれで満足できるものですし、またいくらでも不満を持つ事もできます。
大切なことは、固執しないことです。
あくまでも子供の目線にたって物事を考えてあげて、
続けるべきか、辞めさせるべきかの判断を子供と一緒にしてあげてください。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか。
ここまで、子供が習い事を嫌がってしまったら?
というテーマで、その理由から対処法についてご紹介をしてまいりました。
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