「英語教室はどうやって選べばいい?」
幼稚園生や小学生のお子さんをお持ちの方で、
すでに英語教育をしていらっしゃるという方や、
これから英語教育を始めようと思っているという方は最近どんどん増えて来ていますね。
そして、中には、英語教室へ子供を通わせることを検討しているという方も
多いかと思います。
家庭での学習だけでは、どこか不安で、
英語教室など専門的な場所で教育をしたほうが、効果的なのではないかなど、
あれこれ考えを巡らせているかと思います。
しかし、実際に英語教室について考えていると、
- そもそも子供を英語教室には通わしたほうがいいの?家庭での英語教育だけでは不十分なの?
- そもそも英語教室にはどのような種類があるの?英語教室を選ぶときのポイントや注意点は?
- 子供に合った英語教室はどうやって探せばいいの?
といった悩みや疑問点が浮かんできているかと思います。
そこで、この記事ではそのような疑問点にお答えしていきます。
この記事を読み終わるころには、
子供に合った英語教室の選び方のポイントが分かるようになっていますよ♪
それでは早速行きましょう♪
この記事の内容
英語教室にはどのような種類がある?
それではまず初めに、
英語教室には一体どのような形態のものがあるのかを見ていきましょう。
英語教室には大きく分類して以下のような形態のものがあります。
【英語教室の種類】
- マンツーマン型
- クラス型
- オンライン型
子供の英語の習熟度合いや、子供の性格、
また家庭の環境などから最適な英語教室を選ぶのが大切です。
マンツーマン型の英語教室
マンツーマン型の英語教室では、先生と生徒が1対1で向き合って、
英語の勉強を行います。
英語にまだ自信がなかったり、そもそも集団の中で発言したりするのが苦手なお子さんの場合は、マンツーマン型の1対1の英語教室が良いでしょう、
次に紹介するクラス型に比べると、一回当たりの料金は高くなりますが、
いきなり集団の中で英語を勉強するとなるとハードルが高いというお子さんには、
無理をさせずに個別指導の英語教室を探すと良いでしょう。
クラス型の英語教室
クラス型の英語教室では、複数人の子供が一緒になって授業を受けます。
マンツーマンとの違いは、一回当たりの料金が安いという事のほかに、
子供にとっては英語を一緒に学ぶ友達ができたり、
英語を使って複数人の人とコミュニケーションをするといったように、
刺激的な体験が可能になるでしょう。
個別指導とは異なり、生徒ひとりひとりに合わすというのが難しくなるので、
参加するクラスのレベル選びには慎重になったほうが良いです。
オンライン型の英語教室
こちらは、一般的にはオンライン英会話教室と呼ばれるものとなります。
オンライン英会話と聞くと、主にビジネスマンなど大人向けをイメージしがちですが、
最近では子供専用に用意されているオンライン英会話教室などもあり、
パソコンの前でも子供が集中して楽しめるような工夫がされています。
オンラインのメリットは、やはり時間と場所を自由に選べるという事でしょう。
夫婦共働きの家庭など、子供の送り迎えの時間の確保が難しい場合は、
オンライン英会話教室が合わせやすいと思います。
オンラインといえども、英語ネイティブの先生とのコミュニケーションなど、
家庭での英語教育とは異質の体験を子供に持たせることができるので、
英語教育としては効果的です。
英語教室と、家庭での英語教育の違いとは?
それでは次に、
英語教室での英語教育と、家庭での英語教育の違いを見ながら、
英語教室の特徴について見ていきましょう。
英語に接する頻度について
言語の習得にとって大切なことは、「継続」することです。
他の記事でも繰り返し述べていますが、
英語のCDをかけ流すにしても、キーポイントは、
短い時間でもいいので、毎日継続してかけ続けるという事です。
そのため、「継続」という観点からは、家庭での英語教育のほうが良いです。
やはり、英語教室となると、毎日通うというのは難しく、
多くても、週2回程度ではないでしょうか。
週1~2の英語勉強では、残念ながら親が期待するような英語力が身につくのは難しいと思います。
一方で、家庭での英語教育では、日常生活の流れの中に、
英語に触れる瞬間を作りやすいです。
そのため、もし英語教室に子供を通わすことをお考えの場合は、
英語教室に通わせているからといって英語ができるようになるわけではなく、
家庭での習慣的な英語教育も大切ということは忘れてはいけないでしょう。
英語に接する「濃さ」について
次に、英語に接する「濃さ」については、英語教室での時間は子供にとってはとても濃いものとなるでしょう。
家庭での英語は、どちらかというと日常的な経験にしていくべきなため、
子供にとってはある種マンネリ化したものとなりやすいです。(もちろん、家庭での英語の勉強がマンネリなものにならないような工夫が必要です。)
一方で、英語教室での時間は、子供にとってはまさに非日常的経験です。
1時間から2時間の間、みっちりと英語にどっぷりつかることで、
家庭での英語の勉強では気づかないことに気づけたりするでしょう。
英語に接する経験の「質」について
次に、英語に接する経験の「質」についてはどうでしょうか。
家庭での英語の勉強は、主に相手はお母さんかお父さんになることが多いです。
お母さんやお父さんが英語圏で生まれ育っていない限り、普段は日本語で子供とは接しているでしょう。
そのため、お母さんやお父さんと英語を使ってコミュニケーションをとることは、
コミュニケーションというよりも「勉強的」にどうしてもなってしまいます。
一方で、ネイティブの先生の英語教室などでは、英語が使えないとコミュニケーションがとれません。
そのため、「コミュニケーションツール」としての英語がより意識されることとなり、
英語に向き合う姿勢も家庭でのものとは異なってくるでしょう。
英語教室を選ぶ際に意識しておきたいポイントとは?
そしていよいよ英語教室の選び方に関してです。
教室選びのポイントとしては大きく以下の3点があります。
【英語教室選びのポイント】
- 先生が英語ネイティブであること
- 家庭での英語教育とは内容が異質なものであること
- 教室の雰囲気と先生の性格が子供に合っていること
ポイント① 先生が英語ネイティブの教室を選びましょう。
英語教室によっては、英語ネイティブでなくても、
TOEFLで高得点をとっていたり、英語指導の経験がある場合などは、日本人が先生であることもあります。
しかし、前にも述べているように、
先生が日本人だと、「日本語ではなくあえて英語を使っている状態」になってしまいます。
そのような状態だと、どうしても英語が「勉強的」となってしまい、
英語にどっぷりつかるという状態になりにくいです。
また、英語の発音という面・異文化の人との交流という面からも、
先生が英語ネイティブであることは、子供の経験としては他では得られにくいものとなるため、わざわざ英語教室に通わせるのでしたら、先生は英語ネイティブであることが良いでしょう。
ポイント② 家庭での英語教育の延長的な授業ではない教室を選びましょう。
次に、授業の内容などにも目を光らせておいたほうがよいです。
英語の勉強は英語教室にまかせっきりではなく、家庭でも英語教育をしているという前提で話を進めますが、
せっかく英語教室に通わせるのですから、
家庭での勉強と似たような内容になってしまってはもったいないです。
家庭では補いきれないような経験を提供してくれるような授業内容の教室を選びましょう。
具体的には、
- 英語ネイティブの先生との会話の経験がある
- 複数人間での意見交換や質疑応答の経験がある
- 異文化体験を可能にするような内容のものがある
という観点から、英語教室の授業内容には目を光らせるようにしましょう。
ポイント③ 教室の雰囲気と先生の性格が子供と合っている教室を選びましょう。
3つ目のポイントは、子供に合った英語教室を選びましょうという事です。
子供の教育となると、ともすると費用面であったり、セールスマンの話などで、
ともすると子供主体の判断ができなくなっていることがよくあります。
あくまで大切なのは、子供目線で、教室を選んであげることです。
教室選びにおいて、子供に合っているかどうかは、以下の点に気を付けておくと良いでしょう。
- 教室の雰囲気は子供に合っているか。
- 先生と子供の相性はどうか。
- 授業の内容は子供の英語力に合っているか。
どの英語教室でも、体験授業というものが設けられていることが多いので、
まずは体験授業に参加してみて、授業の後に子供に
①教室の雰囲気②先生との相性③授業のレベル
について感想を聞いてみるとよいでしょう。
体験の先生と実際の先生が異なることがありますので確認をしましょう。
体験の授業では、感じのよい外国の先生だったものの、実際の授業では先生が違うという事があります。
英語教室に通うメリットとデメリットに関して
最後に、英語教室に通うメリットに関して改めてまとめると同時に、
想定できるデメリットについても紹介しておきます。
このように複合的な観点から英語教室に通わすかどうかや、
通わすならどのような教室に通わすと良いかなどを決められると良いでしょう。
子供を英語教室に通わす事のメリットとは?
それではまずメリットについて見てきます。
自宅だけの勉強では得られにくい経験を得ることができる。
自宅だけの英語の勉強では、どうしてもお母さんやお父さんとくらいしか、
英語で話すことはないでしょう。
しかし、英語教室に通うことによって、ネイティブの先生や、もしくはクラスの友達などと、
英語を使ったコミュニケーションを学ぶことができます。
また、カリキュラムにもよりますが、
家庭での学習とは一味違った英語の学習経験をできるということは、
英語力の成長という観点からもプラスに働きます。
英語ネイティブとの直接の交流は子供の感性を育てる。
また、英語ネイティブの先生との直接の交流は異文化理解という観点から子供の感性を確実に育てます。
大人にとってはもう珍しくないかもしれませんが、
肌の色・髪の色・声のトーン・顔の印象など、そのほとんどが日本人とは異なる人との交流は、
大人が思っている以上に子供にとっては新しい体験です。
このような幼少期からの体験が、子供の異文化理解力を育てることになるのです。
英語を実際に使ってコミュニケーションをとることの実感が持てる。
家庭での英語の勉強だけだと、どうしても英語を実際の場面で使うという実感が持てないです。
家ではそれなりに英語を使えている気になっていても、
いざ対面で英語を話すとなると、一言も出てこないという事は大人も知るところでしょう。
そういったハードルを乗り越えて、実際に英語でコミュニケーションをとることで、
英語を使っているという実感が持てます。
このような実感をともなう体験が、その後の英語の吸収力にプラスに働いてくるのです。
【英語教室に通うメリット】
- 自宅だけの勉強では得られにくい経験を得ることができる。
- 英語ネイティブとの直接の交流は子供の感性を育てる。
- 英語を実際に使ってコミュニケーションをとることの実感が持てる。
子供を英語教室に通わす事のデメリットとは?
次に、想定しうるデメリットについて見ていきましょう。
英語教室に通う事が多いと、子供にとっては負担になることも。
子供といえども、子供の立場からすると毎日は忙しいものになってしまっているかもしれません。
英語教室以外にも、水泳教室・ピアノ教室・そろばん教室、週末はサッカーや野球やバレー、といったように気づいたらお稽古でいっぱいいっぱいのお子さんをたまに見かけます。
親の気持ちとしては、いろいろな事に小さいころからチャレンジさせてあげようという、
親心から多くのお稽古に通わせているのだと思いますが、
そのことが、親の独りよがりな押し付けになっていないかの確認は必要です。
そのため、子供の状態をよく観察して、英語教室に通わすことが、
子供にとって負担になっていないかどうか注意しましょう。
もし、負担となってしまっていたら、次に述べるように、
英語教室での経験は面白くないものになってしまいますし、結果として「英語嫌い」にもなりかねません。
英語教室での経験が、かえって「英語嫌い」にさせてしまうことも。
上に述べたように、英語教室へ通う事の負担が、子供を英語嫌いさせてしまうことがあります。
その他にも、しっかり子供と合った英語教室選びをしてあげないと、
先生にひどくしかられてしまったり、教室の子供とケンカをしてしまったりと、
教室でのトラブルがきっかけで、英語が大嫌いになってしまうこともありあす。
せっかくの機会を台無しにしてしまわないように注意が必要です。
せっかく英語教室にかよっても英語力が伸びないことも。
先ほどにも述べましたが、英語教室に通わしただけでは、
使える英語が身につくレベルにはなかなかなれません。
大切なことは、「継続的な学習」であり、どうしても家庭での英語習慣も大事になります。
そういった家庭の英語習慣は英語力を培う上での土台となりますが、
そのような土台を作ることなく英語教室だけに通わせていてもなかなか思うように英語力は付きにくいのです。
そのため、もし英語教室に任せっぱなしという状態では、
せっかくの時間とお金が無駄になりかねません。
また、結局英語力が上がらなかったという感覚は、子供の英語への苦手意識へとつながる可能性もあります。
そうなってしまってはいったい何のために教室に通わせたのかが分からなくなってしまうので注意しましょう。
ここで述べた、「デメリット」は、本来メリットであるはずの英語教室での体験が、
不適切なものとなってしまったために「デメリット」となってしまう例をあげました。
基本的に英語教室に通わすことにデメリットはありませんが、
「適当な教室選び」・「教室への任せっきり」といったことが、
マイナスに働いてしまうことがありますので注意が必要でしょう。
ー***ー
子供向け英語教室の選び方を知って、効果的な英語教育につなげましょう!(まとめ)
以上いかがでしたでしょうか。
英語教室選びも、慎重に選ばないとせっかくの良さも最大限活かせないで時間だけが経ってしまいます。
①まず英語教室には一体どのような種類があるのかを知りましょう。
②次に、英語教室と家庭教育での英語の違いを押さえ、
英語教室には英語教室ならではの良さを求めましょう。
③そして、英語教室に求める教育内容を明らかにして、
こちらが求める内容をしっかり提供してくれる教室、
そして子供の性格やレベルにあった教室を選ぶようにしたら完璧です。
英語教室での体験は、子供にとっては未知なるもので、とても刺激的です。
もし可能でしたら是非子供に英語教室での経験も提供してあげてみて下さい♪