小学生のお子さんをお持ちの親御さんで、
既に英語の教育をされているという方も多いかと思います。
まだ、子供への英語教育を始めていないという方も、
この記事を読んでいるという事は、早くからの英語の教育に興味をお持ちなのかと思います。
そういった親御さんの中には、
やはり、勉強するからにはなにかしらの「目標」があったほうが、
やる気も出るし上達も早いのではないか。
また、いずれ受験の時などに役に立つのだから、
今のうちに「英検」を受けさせておいたほうがいいのではないか。
といった事をお考えの方もいらっしゃるかと思います。
そういった意識をお持ちであることはとても素晴らしい事です。
私自信、小学生の子供にははやくから「英検」にチャレンジしていくべきだと思っています。
なぜならば、小学生のころから英検を受験する事には多くのメリットがあるからです。
しかし、そうは思っているものの、
じゃあ一体どうすればいいの?
という方がほとんどかと思います。
- そもそも小学生からの英検が未知すぎて分からない事がいっぱい
- 小学生が英検でどこら辺を目指せばいいのか目安が欲しい
- 小学生のうちから英検を受験させるメリットを知りたい
このような、モヤモヤをお抱えなのではありませんか?
そこで、この記事ではそのようなモヤモヤをお抱えの方を対象に、
英検の基礎的な知識から、その内容、
また、小学生を念頭に置いての目指すべきレベルや挑戦するメリットなどを、
どんどん紹介します!♪
この記事の内容
英検とは?小学生は何級を目指すべき?
まず始めに、英検に関して最低限しっておきたい事をご紹介します。
ここを読めば、小学生の子供が英検を通じて、
いったいどのようなレベルを目指せばよいのかが分かります。
英検とは?
英検とは、その正式名称を、「実用英語技能検定」という事からもわかるように、
「実用的なスキルとして英語をどのくらいちゃんと使えるか。」
という事を測って英語の実践的な実力を証明できるようにするための検定です。
その歴史は古く、1963年に第一回が行われてから今日までに55年が経っています。
日本では、その名を知らない人がほとんどいないほどにメジャーな検定試験となっており、
小学生から社会人までの幅広い層が受験しています。
昨今のグローバル化の背景もあり、英検の資格の有無が仕事の現場などでも評価されるようになっているほか、
高校受験や大学受験などでも資格の有無で英語の試験が免除されたりと、その重要性は高まるばかりです。
英検ではどのような能力が見られるの?
英検で見られる能力はおもに「読み・聞き・書き・話し」の4技能です。
しかし、小学生がよく受験を検討する5級や4級といった階級では、
主に、「読み(リーディング)」と「聞き(リスニング)」の2技能だけが見られ、
合否が決められます。
英検と聞いてよく耳にする「面接」は、5級と4級のテストでは行われません。
5級・4級でも「話し(スピーキング)」はありますが、
それは1次試験の合否とは関係なく別個に行われ、別に評価がなされ合否がされます。
また、面接形式とは異なり、録音形式となっています。
3級以降の1級・準1級・2級・準2級・3級にて、
1次試験で「読み・聞き・書き」の3技能を、
2試験の面接形式の試験で、「話し」のスピーキング能力が見られるのです。
そのため、全体的な位置づけとしては、
5級・4級は、基礎の基礎の位置づけであり、
3級から初めてより実技的な英語能力が見られるようになる、
というように思っておけば良いでしょう。
英検の○○級ってその内容はどんな感じなの?
それでは、次に英検5級から英検1級まで、それぞれどのような「難易度の目安・評価基準」となるのかを見ていきましょう。
階級 | 難易度の目安 | 評価基準 |
---|---|---|
5級 | 中学校初級レベル | 初歩的な英語を理解し、 またそれを使って初歩的な表現ができるか |
4級 | 中学校中級レベル | 簡単な英語を理解し、 またそれをつかって簡単な表現ができるか |
3級 | 中学校卒業レベル | 身近な事柄のことなら英語で理解し、 また英語で表現・説明ができるか |
準2級 | 高校中級レベル | 日常生活レベルの英語なら理解が可能で、 また英語で表現・説明ができるか |
2級 | 高校卒業レベル | 社会生活レベルで必要なことを英語で理解し、 また英語で表現・説明ができるか |
準1級 | 大学中級レベル | 社会生活レベルの英語を十分に理解し、 また英語で表現・説明することができるか |
1級 | 大学卒業レベル | 社会生活で広く求められる事柄を英語で十分に理解し、 また英語で表現・説明をすることができるか。 |
つまり、英検5級の初歩的なレベルから始まり、
最終的な英検1級レベルでは、社会生活レベルで求められる事を広く英語で理解し、また十分に使いこなす能力が求められるようになるのです。
小学生が英検を受けるのなら、何級を目指すのがいいの?
それでは、次に小学校としてはどのレベルを目指すのが良いのでしょうか。
先ほどの表では、5級でも、「中学初級レベル」となっているように、
英検は中学校からでいいのではないかと思ってしまいそうになります。
しかしその目安は、あくまでも従来の日本の英語教育に合わせたものであり、
中学校から英語の勉強が本格的に始まっていた時期の目安でしょう。
つまり、小学校からすでに英語を始めている子供としては、
そのような目安に惑わされずに、目標を定めることが大切です。
そうした事を踏まえると、小学生として目指すべきは、
小学校卒業までに3級を合格できるとかなり良いでしょう。
つまり、基本的な英語力を身に着け、
「読み・聞き・書き・話し」の4技能の基礎的なことができるようになっている状態です。
小学生の段階でこのレベルに達していたら、
例えば、海外の高校や大学への進学も十分視野にいれた、
人生計画が可能になるでしょう。
しかし、その目標はあくまでも理想で、
現実問題としては、英検にチャレンジしておくだけでも十分以上です。
そのため、
焦りは禁物で、
まずは試しに英検5級へのチャレンジを始めてみてはどうでしょうか。
理想をあげれば小学生の段階で英検3級に合格できるとかなりすごいです。
そこまでいかなくても、小学生のうちからチャレンジする事自体に価値があるので、焦らずまずは5級から挑戦してみましょう!
なぜ小学生から英検は受けたほうがいいの?
それでは次に、そもそもの話として、
なぜ小学生のうちから英検にチャレンジしたほうがよいのか?
という観点から、小学校のうちに英検を受けることのメリットを紹介します。
小学生のうちから英検に慣れておくと、いざ英検の資格が必要になった時に、受験の経験が活きてくるから。
まず一つ目としては、小学生のうちから英検にチャレンジして、
英検とはどのような試験なのかという事を子供が肌感覚で理解することが出来ていると、後々有利に働くからです。
将来的に、高校受験や大学受験の際などで英検の資格が必要になったときに、
はじめて英検を受けるのと、
すでに受験経験があってその内容が大体つかめているという状況とでは、
天と地の差があります。
その意味で、英検での合格を目的とするよりも、
小学生の段階では英検に受験すること自体にメリットがあると言えるのです。
英検に向けた勉強経験によって、自然と正しい勉強方法が身につくから。
そして二つ目としては、英検に向けた勉強が、
そのままその後の英語の学習の効率化につながるからです。
漠然とした勉強よりも、しっかりと目標がある中で勉強したほうが、
効率的であるように、
一度英検に向けた勉強の経験があると、その後の自学習の際に、
いったいどのような点を重視して勉強すればいいのかという事が分かります。
英検では、より実践的な英語能力の評価をその目的としているように、
英検に向けた勉強は、しっかりと「使える英語」につながるような勉強になるのです。
このように、小学生のうちから英検に向けた勉強経験があるだけで、
それ以降に自然と正しい勉強方法をするようになり、しっかりと英語能力が身につくようになるのです。
英検の合格経験が、英語への自信となり、ますます英語が好きになるから。
そして3つ目に、英検合格が子供の心に与えるインパクトの大きさを取り上げます。
まだ10年前後くらいしか生きてきていない小学生にとって、
英検合格という経験は、かなり大きな成功体験の一つになること間違いなしです。
こうした子供時代の成功体験がその先の人生で及ぼす影響は計り知れません。
もし、小学生の段階で、英検に合格するなどしていたら、
間違いなく「すごい」ですし、そのことは周りの反応からも子供に十分に伝わるでしょう。
何事も、自信のあることは、好きになりやすいですし、またどんどん得意になりやすいです。
そのため、小学生のうちに英検に合格させておいてあげると、
英語への自信と得意意識が、英語への学習意欲へとつながり、
結果として、どんどん英語能力を高めていく好循環にはいることが可能なのです。
このように、小学生の段階で、英検を受験することには多くのメリットがあるのです。
- 将来的にいざ英検の資格が必要になったときに、受験経験が活きるから。
- 英検に向けた勉強で、正しい英語の勉強方法が自然と身につくから。
- 英検合格の経験が、英語への自信へとつながり学習意欲を高めるから。
小学生から始める英検ことはじめ(まとめ)
以上いかがでしたでしょうか。
この記事では、小学生からはじめる英検受験を念頭に、
英検の概要から、目指すべきレベル、
また英検にチャレンジすることによって得られるメリットに関して、
紹介をしてきました。
これからの時代、英語能力を早くに身に着けておくと、
子供の将来の選択肢はどんどん拡大していきます。
将来の可能性が広がるだけでなく、
英語の勉強を通じて様々なことを学べる機会も沢山おとずれるようになります。
小学生のうちから英検にチャレンジすることは、
一見するとハードルが高いように感じてしまうかもしれません。
しかし、いったん踏み出してしまえば意外とそんなに大変ではありませんし、
子供の学習意欲も高まることでしょう。
是非、英検への挑戦を始めてみてくださいね♪
最後に
ここまで読み進めてください誠にありがとうございます。
このページでは子供の英検についてご紹介をして参りましたが、
当サイトでは他にも英語教育に取り組む親御さんに役立つような情報を多数発信しております。
是非他にも色々と見て行ってくださいね♪